足るを知ると、練習は楽しくなる。

本日、

2020年1月4日

年明け初めてのマイソールで

不意に、新しいポーズを頂くことになりました。

『ピンチャマユラーアーサナ』

何年も前の私だったら、飛び跳ねて喜んでいたと思います。

でも、正直今の心境は

ま、ま、まじですか~~~~><;

でした。

何故かというと、今練習しているラストポーズ

ティティバーサナA・B・C

がまだまだ自分の中で、掴み切れていないのです。

でも、頂いたからにはやるしかありません。

今までも、初めてのポーズは

感覚が解らずに、初めは形にもならないこともありました。

それでも、何度も繰り返して

なんとなく見えるものがあり

先生に助けてもらい、試行錯誤しながら

何をどうすればこのポーズが出来るのか?

体のどこを意識し、使えば

体は痛くないのか?

そんなことを探って、探って

出来ないポーズを出来るようにしてきました。

そのためには

太陽礼拝Aからの見直しも必要でした。

5年たって、アップドックのやり方に戻って

意識を変えて、やり方を変えていったら

今苦戦しているポーズも少しずつ改善されてきています。

これは、以前の私には

全くない感覚でした。

いつも前ばかり見て、あそこまで出来るようになりたい。

みんなは、どこまで進んでいるのか?

追いつかれたくない、負けたくない。

こんな感覚がありました。

だから、憧れのピンチャマユラーアーサナをもらったら

嬉しくて仕方なかったのだと思います。

でも、アシュタンガヨガの楽しみは

そういった、憧れのポーズを手に入れるとか

誰誰より、上手にできるとか

自分はここまで進んでいる

ということでは無いように今は感じています。

それよりも

太陽礼拝Aのアップドックからやり方を見直して

改善して

自分の行き詰っているアーサナに道が開けることの方が

今は、よっぽど楽しいのです。

そして、その感覚は

先生に助けて得られたものでもあるので

仲間が行き詰っているときには

シェアして、何かヒントにしてもらえたら

それもとても嬉しい。

一緒に練習する仲間は、競争相手ではなく

共感できる相手であったら

とても心が穏やかに練習に取り組めるのだと思います。

八支則の教えの

第一段階にある

サティヤ
自分にも人にも誠実であれ

アステーヤ
他人に対して、羨望や嫉妬の思いを抱かない

とは、こういう事なのかな。

何年練習していても、わからないことも、出来ないことも

たくさんあります。

でも、練習の中で

こうやって、見つけられることもたくさんあります。

そして、出来ることも。

そういった方に目を向けることが出来れば

足るを知ることができる。

そうなれば、練習はもっと楽しくなる。

今、そんな段階に居ます。