昨日、

初めて

108回太陽礼拝に参加してきました。

年末になるとヨガでよくあるイベントなのですが

108回=煩悩の数

ひたすら太陽礼拝Aを

休みなく繰り返すというイベントです。

時間にしたら、約2時間

同じ動きをただただ繰り返します。

参加する前に、やったことのある人に聞くと

あまりポジティブな話は聞けませんでした。

途中で飽きてくるとか

どうしても数を数えてしまって辛くなる

あとどれだけやらなくてはいけないと思うと

苦しくなる

動きが太陽礼拝Aの繰り返しなので

他のポーズも取りたくなる

。。。などなど。

その中でも

一番師事している先生が

無になれるよ

と言っていたので、今回は時間も合ったので

参加してみました。

せっかく事前に集めた情報が合ったので

作戦としては

数を数えないこと。

そして、太陽礼拝Aしかやらないんだ

ということを事前に自分の中に入れておくこと。

これで余計な希望も、ネガティブになる感覚も

あらかじめ規制できるからです。

逆に言えば

じゃあ、この動きの中で

自分が何を出来るのか?

繰り返し行う事で、何を感じ

何を見つけることができるのかに

集中しようと思いました。

ちょうど、最近

セカンドシリーズのきつい後屈や

かなり深い前屈シリーズに突入し

再度、太陽礼拝を見直し

自分の中で意識を変えているところなので

実際は、ともていい機会になりました。

実際、やってみてどうだったか

というと

大きなダメージはありませんでした。

2時間動き続けるので

それなりに、体は疲れますが

特にどこが痛いとか

呼吸が苦しいとかもなく

最初の1回から、最後の108回まで

ほとんど変わりなくできました。

その理由は、先ほど書いた

あらかじめの対策です。

人間の頭って

ほとんどの場合、一つ何かを意識すると

そこだけに焦点があたります。

なので、数を数えれば

数を数えることだけで頭がいっぱいになります。

今、何回目

後、何回ある

。。。と

ですが、それはしないと決めていたので

最近意識している体の使い方のみに

意識を集中させました。

そうすると、何度も繰り返すので

次はこれをやってみよう

というのが108回も試せるのです。

途中、どこかに負担を感じても

どうすればこれが軽減できるかを

考えて、試すことが出来ます。

その中で

最適な体の使い方を探し続けていました。

回数を重ねるごとに

体は温まり、バンダを締め続けているので

余計な力も抜けて

お腹の力だけで動くことが出来ます。

今なら、いつも辛い

カポターサナ(たち膝から後屈してかかとをつかむポーズ)

も気持ちよく出来るのではないか

というくらい、体がよく開いていました。

こんな風に、ただただひたすら

自分の体を観察して

呼吸に合わせて動くことは

心地よいとさえ感じました。

太陽礼拝Aという

同じ動きを繰り返しても

アシュタンガの練習には活かせないでしょ?

と思う感覚も正直ありましたが

逆に、何度も繰り返すことで

体の新しい使い方の感覚を

探り、定着させることが出来ました。

明日からの練習で

どうなるかがとても楽しみです。