「他の人だったら上手く行くのに」の

つづきから

以前も書いたことがあるかもしれませんが

私は、父の事を

無口な人

という判断をしていました。

その判断は何を基にしていたかというと

母が言っていた事そのままです。

母が父を

無口な人

コミュにケーションが苦手な人

愛情表現が下手な人

ということを子供に言っていました。

それをそのまま鵜呑みにして

私も父をそういう人だと判断していたのです。

でも、実際はどうか?

という事を

カウンセリングで見直すと

全然違う父の姿が浮かび上がってきました。

子供が小さいころ

といっても

私は11歳くらいまで

父にぶら下がっていたり

くっついていたりました。

さすがにお風呂は一緒に入っていませんが。。

弟とも父はよく

相撲をとったり

戦いなる遊びをしていました。

一緒に釣りにも連れて行っていましたし

子供の写真もよくとっていました。

小さいころは寝る前に本を読んでくれる

ということもありました。

これだけ取ってみても

コミュニケーションが苦手

愛情表現が下手

というのが

どう考えても当てはまらないのです。

更に、視野を広げると

父は九州から愛知に来て

中小規模の工業系の会社に就職したのですが

会社の社長を自分の父親のように慕っていました。

社長からも可愛がられているのは

子供の私達でも知っていました。

技術職から営業職に変わり

その変化にも何とか対応し

昇進もして

最終的には親族経営の会社で

取締役という地位にまで行きました。

これが

口下手で

コミュにケーションが苦手な人が

出来る事でしょうか?

あり得ないですよね。

これを母も知ってはいるのです。

では、なぜそんな判断をしたのかと言うと

父は、母や家族に対しては

仕事の事だったり

自分の事をあまり相談したり、話さない

から

とういう理由だと思います。

だから、お父さんは

口下手、コミュニケーションが下手

と決めつけていました。

これはあくまで

母に対して

という限定的なものなんですよね。

昨日も書いた通り

人が話すには

条件が要ります。

それは、話しやすい環境です。

自分の話を聴いてもらえるのであれば

話したいと思うのは

人の本質だと思います。

でも、父は母に

大事な事は話さなかったのです。

あれだけ、外でも

子供に対しても

コミュニケーションを取ろうとする人が

母に対しては話さない。

話しても、当たり障りのない事だけ。

この父の行動から

母の方に問題がある

というのは明らかですよね。

でも、こういう事は

当の母には全く見えないんです。

彼女が見ているのは

自分に対しては、話さない。

という本当にピンポイントの父の姿でしかありません。

それを父のすべてのように判断して決めつけていました。

でも、その一方で

父が会社でしていること

子供にしている事も知ってはいるのです。

でも、そこは判断基準にはいれないのです。

ここから、私達子供が学ぶのは

相手の事を

”自分に対してどうだ”

という本当に狭い視野で判断して決めつていいということです。

しかも、そこには

どうして相手が

自分にそういう対応や反応をするのか

ということも入っていないです。

ただ、ただ

相手が自分にこうしてきた

ということだけなのです。

本当に本当に狭い視野です。

これで、人の事を判断してしまうのですから

色んな可能性を潰ししてしまいます。

それは、自分の可能性であり

相手の可能性もです。

この感覚では

相手にいいところがいくらあったとしても

それを見つけることも

感じることも、残念ですが

絶対にと言っていいほど

出来ないのだと思います。

つづく