出口のない、不安感。

大逆転ステップ!

出口のない、不安感。

  

『関係が深まらない理由』

の、つづきから

   

相手の本音を聴きたい

重要な部分を話して欲しい

と、近い関係性の人に思うのは

自然な事だと思います。

 

そういう話が出来ると

仲が深まった

とも感じると思います。
 

でも、昨日も書いた通り

これは、いきなり出来るわけではなく

徐々に

ということになると思います。
 

カウンセリングですと

相手がカウンセラーという立場であり

相談したい、話を聴いてもらいたい

ということが前提ないので

初めから話しが出来る

ということも多いです。
 

ですが

通常の人間関係だと

まず、この人は

話をちゃんと聴いてくれるのかどうか

というところを探っていくことから始まると思います。

 

そうなると、

相手との仲を深めたいと思ったら

相手の話を聴けるかどうか

がものすごくポイントになってきますよね。
 

ですが、残念なことに

昔の私は、相手の話しは自分が話すための

呼び水くらいに扱っていました。

。。。さらっと書いていますが

かなりひどい事をしていたとおもいます。

 

相手が話し始めると

その中のキーワードから

何かを頭の中に連想したり

自分の経験を思い出したりすると

それを話したくて、仕方なくなってしまっていました。
 

相手の話をじっくり聴く

というより

常に、自分の頭に浮かんだ事を

話したくて仕方ない

聴いて欲しくて仕方ない

という感じでした。
 

そうなると

相手にとっては

自分の話を少し

ほんの障り部分を話しただけなのに

それすら、聴いてもらえない

と感じさせてしまいます。

 

じゃあ、この人に、大事な相談は出来ないし

悩みがあっても聴いてはもらえないな

という判断をするのが自然だと思います。
 

逆に言えば

そいういうことをしていた私は

周りの人にそういう判断をされていた

ということです。
 

でも、本当に今思えば

『裸の王様感覚』

だったなと思うのですが

そういう姿って、まったく自覚が出来ていなかったです。
 

気持ちや感情だけで考えて、動いているので

自分は誰かの支えになれる!

相談してくれたら、助けになれる!!

のに。。

って思っていました。
 

確かに、一見すればそう見えなくも無かったと思います。
 

でも、それは張りぼての外見で

ぺっら、ぺっらなものだったので

ちょっとでも付き合いが出来れば

そのぺっらぺっらのものは

すぐに気付かれてしまっていました。
 

逆に、私は周りの人から

こだわりが強い、

繊細だ

精神的に弱い

あの子は、ああいう人だから。。。

ということも言われていました。
 

同情されたり

相手が私の事をなんとかしてあげたくなる

と思わせることもよくありました。
 

でも、

こういう事を言われるのが

本当に嫌でした。

私はそんなに心配されなくても大丈夫!

ちゃんと独りでやっていける!!

だから、ほっといて!!
 

と感じてそういう人を遠ざけようとしました。
 

その反面

ふと、急に不安に襲われる

ということは何度もあったので

耐えられなくなると

急に人にうじうじと助けを求めたくもなりました。
 

で、その時にまた

そういうことを言われて、反発して

の繰り返しです。
 

こういうところを

ず~~っと行ったり来たりしていて

とにかく、不安定な状態だったと思います。
 

社会的に見れば

それなりの学校も出てるし

仕事もしている

趣味もあり、人づきあいもそこそしている

ごくごく普通に見える人間だったと思います。
 

でも、蓋を開けてみれば

人間関係が上手く行かずに悩んでいるけど

その原因も対策も分からずに

精神的にも不安定な状態。

でも虚勢を張って独りでなんとかしないといけないと思っていました。

人に頼りたいけど頼れない

助けてくれると言われればその手を振り払って

また孤独になっていく。

 

そんなことをしていました。
 

でも、そのすべての根本は

ただ、私がそだった家庭環境の影響だけの問題なのです。
 

人の話をまともに聴けないのも

独りでなんとかしなくてはいけないと思っていたのも

素直になれないことも

自分の話を聴いて欲しくて仕方ないことも

不安感が常にあるのも
 

全部、それなりの仕組みがありました。
 

その仕組みとは

家庭内で起きていたことによるものや

親の対応によるもので

自分の中に習慣として根付いてしまったり

性格のように自分の中に蓄積されて

こういうもんだろう

と自分なりに出した答えでもありました。

 

 
ですので

その仕組みを知り

それが自分の唯一の感覚でなくてもいいし

やり方でなくてもいい

 

ただ、それは今まで無意識に学んできてしまった事だけであって

学び直せば

いくらでも違う事が出来る自分なんだ

色んな可能性がある自分なんだ

ということを自覚したり、知っていくことで

本当に、そのぐるぐる出口のない

不安や、孤独感からは

出ることが出来ました。

 

。。。つづく

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